Nature ナチュール NPOさんさんくらぶ事務局便り

Vol.113
2023年12月12日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員38人 賛助会員募集中

合歓の里 里山工作室 〜おひげの里山工作室日記より〜

カカシづくり  2023年9月3日

田んぼの稲の成長は順調で、穂も出て垂れ始めていて安堵。三々五々みんなが来る。6家族+中村、新出、フロレス君。10時半、お互いの紹介、岡部さんがカカシづくりの見本を作り、それを見て各家族で1体ずつ作る。骨組みを作って古着を着せ、藁を詰めて胴体や頭を作る。1本足あらぬ2本足のが多い。着物がワンピースだったりカラフルであったりして楽しい。コーヒー沸かし、ジュースやお菓子を配り、中村氏とチキンラーメン作り。ここの畑で獲れた玉ねぎを加えたがいい味、みなさんお代わりして食べる。出来上がったカカシと記念撮影。お昼を食べてからカカシの配置、合歓の里の田んぼ全体を守るように置く。カカシが並ぶと田んぼらしくなってとてもいい感じ。

花炭づくり  2023年11月26日

まずは焚火の準備、子どもたちはせっせと山から木を運ぶ。11家族32人全員が揃った10時半にメンバー紹介、花炭名人・祐乗坊進さんの指導で始める。持ってきた缶に木の実や花や竹などを入れて針金で縛り、5寸釘で穴を開けて大焚火に入れる。倉品食堂ではストーブに火をおこし食材を揃えて鍋4つで煮る。煮上がるとサトイモがとろけて大へん美味しい。陶器の小釜を並べて合歓の新米8合を炊く。もち米らしくむっちりと炊けた。花炭も予期通りきれいに出来あがる。


松ぼっくりや栗のイガがいい形。コーヒーを淹れ、あれこれ歓談。ここでハップニング、おひげの誕生祝だと。バウムクーヘンに80の文字のあるローソクを立てて半年遅れのハッピーバースディをやってくれた。立派な表紙のついた寄せ書きももらう。これはうれしい。各ファミリーに新米を2合ずつおみやげにして散会。

■予告:2024年1月14日(日) どんど焼き+秘密基地づくり


合歓の里 田んぼ報告

酷暑の中で田んぼと格闘

ねむの里の通称「齋藤田」のご報告です。今シーズンは、1月の落葉の運び入れから始まり、崩れ始めた畦に土嚢を埋めて補強する土木作業、田起こし、くろ塗り、代掻き、田植え、7月中旬まで毎週末酷暑の中で草取り、追肥、台風に備えた排水路づくり、9月末の稲刈りと稲架がけ、脱穀、籾摺りを行い、今、新米「キヌヒカリ」を頂いています。今年も子ども食堂を開いているつるかわ台教会に、NPOとして10㎏寄贈させて頂きました。今年の成果は、田植え、稲刈りに大学生の子ども達が参戦したことと、酷暑と水不足で収量は40㎏(15%減)でしたが味は抜群だったことです。

さんさん田はヒエが大量発生してしまい、収穫は24㎏と昨年の半分近くまで減ってしまいました。来年は酷暑の除草隊へ、みなさん是非ふるってご参加ください。

(斎藤 彰)


さんさんフェス2023報告

今年のさんさん音楽会は「セロ弾きのゴーシュ」!

昨年に引き続き、宮沢賢治の名作をベースにしました。今年は、昨年に比べて音楽会としての様相が強まりました。また、今年は新若年層メンバーが増えました!

チェロの精霊こと三浦さんは沢山喋って運んで、劇中のゴーシュのように右往左往。志村さんの性根捻くれたゴーシュは、愛嬌と憎らしさに溢れ応援しちゃいたくなる。AJETの猫たちは、息の合い具合が絶妙で愛おしく。HOヤギ夫婦は互いにマイペースな様がヤギそのもの。土橋くんのカエルはクールでミステリアスなのに友達のような親近感(ほぼスナフキン)。寄せ鍋のブレーメンの音楽隊はギラギラのロックンローラー(世界を平和にしそう)。おいかわさん親子ことネズミの親子は溢れ出るエナジーと優しい空気が全てを癒しました。 本番では、舞台上でトラブルがあっても、観客も温かく見守ってくれていました。会場が一体となって「セロ弾きのゴーシュ」をつくりあげる、そんな素敵な空間でした。

新出さん、田島さんには本当に舞台が成立するための何から何までやっていただきました。僕は練習から本番まで終始ニヤニヤしていただけかも…(笑)。

(奥山 樹生)


チェロと一緒に読み聞かせ

2020年より結成しました「チェロと一緒に読み聞かせ」は、子どもゆめ基金の助成を受けて今年も順調に活動しております。

6月には、梅雨の晴れ間の青空の下、野外での読み聞かせ&バルーン工作…たくさんの親子で賑わいました。7月には七夕公演…織姫と彦星のペープサートを手作りしましたよ。10月のハロウィンの読み聞かせは毎年呼んでいただき恒例化しつつあります。11月には、松が谷の施設(旧松が谷児童館)にもお邪魔して新たな繋がりをいだたきました。チェロを初めて聴くという方もたくさんいらっしゃいましたが、小さな子どもたちがとてもゆったりとおとなしく聴いてくれました。さんさんフェスの劇中に弾いた「大きな古時計」もサービス。 チェロが入ると、小さな子どもたちがとても落ち着いて聴いてくれると、あちこちで言っていただけます(嬉しいな)。今年の締め括りは12月のクリスマスの日に…おひげサンタも登場します(とってもお似合いなんです)。

いろいろ騒がしい世の中でもありますが…読み聞かせは世界を救う!かもしれない。

来年も頑張りたいと思います(た)


おひげの本『遊び半分 さんさん幼児園/さんさんくらぶの子育て・まちおこし』が刊行されました

「私のはたけ仕事」

おひげ80歳の記念にAmazonのオンデマンドで出版しました。第Ⅰ部はさんさん幼児園の総括をそのだ+おひげで書き、第Ⅱ部はさんさんくらぶ20年の活動をまとめています。最後におひげの80年を振り返るエッセイを添えました。Amazonでワンクリックで買えますが、さんさんくらぶの会員には、定価1800円のところ送料とも1000円で頒布中。

お申し込みは事務局へ。


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