Nature ナチュール NPOさんさんくらぶ事務局便り

Vol.57
2010年4月13日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員62人 賛助会員募集中

自然学校3月例会報告

第6期自然学校修了式 2010年03月14日(日)

第6期自然学校修了式

第6期自然学校最後のイベントは修了式です。この日は一本杉公園から合歓の里→小野神社→城山→浅間神社→一本杉公園へ戻ってくる小野路の里山歩きも兼ねて、浅間神社で修了式を行います。

数日前は3月には珍しく雪も降り心配しましたが、絶好の散策日和になりました。子供たちが班毎に交代で小野路の里山を道案内してくれます。道案内の子供たちを先頭に一本杉公園を出発し、峰岸先生から炭焼きや竹など里山の話を聞きながら合歓の里を通って小野神社に到着です。

小野神社で昼食後、修了式の会場となる浅間神社を目指しました。途中道を間違えて引き返す場面もありましたが、小野路の自然を楽しみながら城山を通って浅間神社へ向います。浅間神社に着くと班毎に御参りし、第6期自然学校修了式が始まりました。修了証がおひげ校長先生より一人ひとりに授与されました。引き続き、さんさん里山元気賞(皆勤賞)が授与されました。修了証やさんさん里山元気賞は、子供たちが一年間頑張って来た証です。みんな嬉しそうでした。

修了式後は、今日を振り返ると共に来年度にやりたいことなどを班毎に発表し、大いに盛り上がりました。浅間神社から一本杉公園に戻り、第6期自然学校最後のイベントも無事終了し解散となりました。小野路の自然を感じながら、楽しみながら、一年を振り返りながらの修了式で気持ちの良い一日でした。

最後に、おひげ校長先生、倉品先生およびスタッフの皆さん、1年間本当にありがとうございました。4月からは第7期自然学校が始まります。2010年度も小野路の里山で子供たちが元気に楽しく成長できるよう見守りたいと思います。

(千田)

さんさん音楽部活動報告

昨年度のさんさん音楽部の活動は、まず5月に城山の森で行った「アート&ミュージック」。皆で作った蝶に囲まれながらアコースティックな楽器編成でのミニコンサートを行いました。

翌6月のさんさんくらぶ総会終了後にはアフタヌーンコンサート♪アコースティックラヴァーズによる「草競馬」、「この木なんの木」等、皆で歌って楽しみました。

7月には毎年恒例の「まちだ展」に参加。さんさんラヴァーズはフルメンバーでの参加となりました。中でも初披露“上を向いて歩こう”は、夏ということもありレゲエのテイストを織り込んだ絶妙アレンジで、名曲を涼しくカヴァーしました。そうそう、まちだ展の前には百草にあるふれあいサロンにもお邪魔していたんです。丁度七夕のころで、学生さんとご近所の団地の方々、そしてラヴァーズカルテットで一緒に楽しいひと時を過ごしました。

そしてメインコンサートとなった「さんさんファミリーコンサート09」今年はクリスマスの時季と重なり、題して「さんさんXmasチャリティコンサート」。沢山の風船装飾が印象的な素敵な会場での開催でした。活動記録はさんさんブログにアップしていますので、是非ご覧ください。

今年は10月にコンサートを企画しています。バージョンアップした会場で、勿論内容も乞うご期待!詳細はさんさんブログでお知らせしていく予定ですのでお楽しみに!!

(高橋)

リレーコラム・会員徒然草

小埜母です。この春休み、私たち夫婦の故郷奈良に帰省しました。今年、奈良は平安遷都1300年祭りで盛り上がっており、春先から秋にかけてさまざまなイベントが催されます。反響があったせんと君も今となってはお馴染みのキャラクターとなりました。しかし、奈良はあまり商売っ気がなく、せんと君は県内ではそれほど引っ張りだこでもないようです。奈良をでて10数年、客観的に奈良をみてみると、おしつけがましくない県民性が伺えます。そして何より(せんと1300年)奈良では時間がまったりと流れているように感じたりいたします。

実家から車で10分程のところに、しだれ桜で全国的にも有名な「大野寺」があり、その向かい岸に高さ約33メートル弥勒磨崖仏が素晴らしいお姿で線刻されています。10年ぶりに訪れましたが、その壮大さには手を合わせずにはいられませんでした。

この時期、実家に帰ると恒例の行事があります。93歳になった祖母と畑や裏山にでて、よもぎをほぼ1日がかりで籠いっぱい摘みます。蒸したもち米とうるち米の粉、湯がいたよもぎをつき、こし餡を炊いてつつみます。ちょんと桜の塩漬けをのせるととても美しく、2日がかりの草餅作りを終え、小さな集落に春が訪れたな、と心が和みます。今年は娘達も手伝ってくれたので、祖母から親子4代6人で楽しく作ることができました。お時間ができたら、静かな奈良への旅いかがでしょうか?

お次は福田さんよろしくお願いいたします!

(小埜母)

倉さんの多摩手箱

失敗から学ぶ「転んでも只では起きない」さんさん精神

3月例会のテーマは『道案内班を信じて歩く』でした。まず、一本杉から合歓まで最短距離を歩くことができました。次の案内班は、万松寺谷戸の入り口で苦戦しました。大人も子どもも案内班を信じて敢えて迷子になりました。

さて、峰岸さんのご講話の間に、道案内班は次の目標の峰を同定して、そこにコンパスをロックオン。その後、コンパス係が方向を指示して、湿田を突破して、最短で、横山道に出られました。さんさん全員迷子体験を活かしたのです。

ところで、その朝、小生はナイフを持つか迷い、でも小型ナイフをポケットにいれました。このナイフは早速、里山入会申込書を切り取る際に役立ち「ラッキー」でした。

昔、先祖は少人数の部族で袋を背負って、ジャングルの中を移動生活していました。何度も道やモノの選択の局面で「結果ラッキー」と思う成功体験と、「あの時○○しておけば...」と嘆息をつく失敗体験から、その先の場面をイメージできるようになりました。

リスク(危機)の語源、イタリア語“risicare”(リジカーレ)は「勇気をもって挑戦する」という意味だそうです。イタリア人コロンブスの1492年(イヨ!クニが見える)の渡米は「海には怪物もいるけど、只では負けないぞ」のチャレンジ精神でした。

そういえば、小生が沢を合歓に下り途中、大きな大きな木の遠い遠い天上から直径4センチはある蔓が垂れているではございませんか、早速、両手で蔓をしっかりとつかみ、お約束のターザンチャレンジしました。ところがすがりついた途端、木の上からぷつりと音を立てて切れました。10メートルはある蔓のロープが降ってきて、小生は独楽のようにくるくるまわりながら、見る見る沢の底へ、まっさかさまに落ちてしまいました。でも、その蔓は、その後、みんなの「手すり」になりました。これも転んでも只では起きないかなあ?《閑話休題》

今後、チャレンジ系里山活動においては「コロンブス的チャレンジ精神、コロンでも只では起きない失敗体験から学ぶ精神」を尊重し、「選択に直面した機会に、その先のふるまいを危険を含めて予想して選び取る能力、先駆的に知る力」等々、さんさん流「生きる力」を目指したいと思うのです。

倉品

4月例会のお知らせ

里山自然学校開校式とフィールド体験

第7期里山自然学校生の皆さん、ご入学おめでとうございます。これから一年間、小野路の里山で元気一杯活動していきましょう!!第1回目は開校式と、里山探検です。おひげの案内で五反田谷戸までおりてみましょう。何が待っているのかな?!

日時 4月25日(日)10時〜16時
集合 一本杉公園駐車場・9時45分〜10時迄
解散 一本杉古民家・16時ごろ
持ち物 お弁当・シート・水筒・お菓子・おしぼり・雨具(レインコート)・歩きやすい服装

事務インフォメーション

2010年度NPO会費納入のお願い

会員の方は、2010年度分のNPOさんさんくらぶ年会費を、郵貯ATMより下記の口座にお振り替え下さい。

記号10120 番号82683701 名義さんさんくらぶ

「おひげのコミュニティ論」を会員の方に差し上げます。

私たちにとって身の回りの地域社会にはどんな値打ちがあるかを考え、「さんさんくらぶ」はコミュニティの活性化に大きな役割を果たしている、と主張しています。少し長いですが、お読みいただければ嬉しい(短大の研究誌に書いたものです)。

(おひげ)

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