Vol.118
2025年8月18日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員38人 賛助会員募集中
音楽が人と人の間の架け橋になることは、どなたも異論のないところ、さんさんフェスは2007年以来、子どもから青年、成人、高齢者まで、それも音楽の異なるジャンルが共存する音楽会を毎年趣向を変えて行ってきた。昨年11月のフェスでは、ついに国境を越えて中国琵琶の名手が登場し、中国詩の朗読も交えて日中交流音楽会を成功させた。
今回はさらに歩を進めて、南国シンガポールの少女たちの華やかな琵琶演奏、中国琵琶と中国伝統楽器・管子(グァンツ)の達人の名演奏が聴衆を魅了し、対する日本側は、東京芸大の学生による薩摩琵琶、雅楽琵琶、三味線の妙技に、地域のグループによる3台の琴(十三弦と十七弦)と尺八のアンサンブル、それに高齢者のコーラスやさんさん常連たちの歌とピアノ、ギター、電子フルートなどの演奏が加わり、さらには、さんさん卒園生の絶叫調の歌唱も登場して、多様性にあふれる3時間の舞台となった。
今回のフェスは諸般の事情で平日の夜に開催されたため、時間的なゆとりは乏しかったが、100人余りの聴衆を集めることができた。眼を奪う美しい衣装、変化にとんだ楽曲、ほとんど神業のようなみごとな演奏を誰もが楽しみ、また、音楽の世界の幅広さや中国―日本の音楽文化の連続性について深く知ることができたという声が多く寄せられた。
シンガポール―中国―日本のつなぎ役となった王暁東さん(立川市在住の中国琵琶奏者・東京芸大講師)は、当日、中国と日本の楽器の解説を交えながら、ご自身もいつもながらの見事な演奏を聴かせてくれた。王さんは「改めて中国と日本の音楽の深いつながりを示すことができ有意義だった」と語っている。また、シンガポールのグループを引率して来日され、同国の琵琶協会会長で、琵琶の名手でもある劉燕さんは「真の芸術の伝承とは、境界に固執するのではなく、心を開くことです。琵琶の糸弦と箏の琴柱のように、それぞれ特色があるが、同じ曲調で調和して共鳴し、東洋音楽の永遠の魅力を共に開花させることができます」というメッセージを寄せてくれた。
今年度のフェスはこれをパートⅠとし、続くパートⅡは12月7日(日)午後に、同じ南大沢交流ホールでの開催が決まっている。次回はどんな内容で音楽の魅力と喜びを表現するか、新たなアイディアを練っている。乞うご期待。
■真如苑助成事業2025-Part1■
司会をやりました! 「蛍の光」(Auld Lang Syne)では、会場のみんなが寄り添い合い、共鳴してました。
一人一人異なる人間がみんな、国籍問わず!異なる出自、立場、経歴のみんなが音楽を合言葉に混在する姿、最高!マジ芸術は、みんなのもの!
これはまじで嫌な話なんですが、世界では今もなお、虐殺や差別や排外主義が蔓延ってます。漠然とした不安を、自分とは異なる人種や国籍や宗教の人に押し付けようとする人もいる。雑な線引きで人を区別し、憎むのは「安易」。そして、その「安易」なやり方は歴史上、何度も悲劇を生んできました。それ、やめようぜ!
人はみな同じ人間、それであって千差万別。簡単に線引きなんかできない。だからこそ難しく、苦労する。でもたまに、こうして芸術を頼りに共鳴することもできる!音楽、最高!多様性、最高!ピース!
町田市小野路町にて尺八箏の演奏活動をしております。
同じ町内にて幼児園を経営されていた薗田さんより突然の電話、聞けば6月に開催するコンサートで箏を演奏するので教授とともに助演願うとのこと。
お会いしてみれば、さんさんくらぶの活動や箏のことなど熱心に話される元気な元園長先生!
それからは、何度もお稽古に来られメキメキと上達、本番を迎えました。
教え子さんたち、演奏家、スタッフ皆さんより慕われている薗田さんのご様子がこの団体の根底にあると実感。
コンサートは本当にアットホームな楽しい会でした!
音楽でつなぐ世界、国境を超えた交流、タイトル通りの活動がこれからも続くことを願っております。ありがとうございました。
たまっち:中国語は初めてだったけど上手く出来て嬉しかったです。パパちちさんと一緒に演奏できて楽しかったです。
まこっち:緊張したけど楽しかった!
ままっち:今回は演奏のプレッシャーから、久々に毎日ピアノに触りました。よい機会でした。傘、振り付けなどみんなでアイディアを出し合って取り組めて楽しかったです。中国語は初めはできるか不安でしたが、子どもたちは丸暗記して、日本語の歌詞より完璧に仕上げていけました。本当に良い経験をさせていただきました。中国の方々に、歓迎の気持ちが伝わっていれば良いなと思います。
また、私の職場の上司の息子さんが障害のある方なんですが、なぜか昔から琵琶が大好きらしくて、あの日遠くから来てくださいました。すごく楽しんでいたと聞いて嬉しかったです。一緒に演奏していただいたパパちちさん、演奏者、スタッフの方々、本当にありがとうございました。
(付け足し)
また今回、平日の開催ということで、やっぱり厳しかったかもと思ったことが何度かありましたが、皆様のご理解とご協力のおかげで無理なく終えることができました。ありがとうございました。
とても興味深く盛り沢山な楽しい会でした。ただ、盛りだくさんで時間が長くなり、途中で帰ってしまう人がいたことや、最初に演奏したさんさんメンバーの出し物を中国の子供達に見てもらえなかったのが残念だったと思いました。通訳は通訳アプリを使えば良かったかなあと後で思いました。あちらも英語はそこまで使っていないのかなという感じがしました。 中国琵琶についての質問コーナー:質問を後から思いついてその時に聞けなくて残念だったです。日本の楽器の質問コーナーもあれば良かったかな…時間はなかったですが。とにかく内容は2回分あるくらいの充実具合でしたね。またできたらいいと思います。
人生には、予期せぬ役割を引き受けることがある。ソノダから舞台運営を頼まれ、何も分からぬまま引き受けた私であった。事前の打ち合わせで渡された進行表はぎっしり詰まり、初めての運営担当としての重責に不安が募る中、事前にレイアウト図を作るなどできる限り準備をした。
当日、リハーサル不足のまま本番へ。人数の変更、音響トラブル、英語による交渉など、想定外の事態に私の脳は限界を迎える。シンガポールの方からの要望も容赦なく、まさにぶっつけ本番の連続対応だった。
そんな中、学生スタッフの迅速なサポートに救われ、遅れはあったものの無事終了。多くの課題を残したが、支えてくれた仲間への感謝と、想定を超える経験を通じて得た気づきが胸に刻まれた一日だった。