多摩ニュータウンのNPOさんさんくらぶ

里山工作室・1月(みんなのおうちをつくろう)

NPOさんさんくらぶニュース

特定非営利活動法人さんさんくらぶ

「さんさんくらぶ」は、多摩ニュータウンとその周辺を活動の場に、誰もが参加できる、楽しい「まちづくり」の運動体です。

その母胎となったのは、地域に残された里山を遊び場に「自然の中でのびのび育てる」保育を、30年にわたって追求してきた「「さんさん幼児園」」の活動です。そこで培われた子どもたち・大人たちのネットワークを生かして、「何でもあり」の多彩な活動を展開しています。

子どもたち(幼児から小・中学生)を中心に置いた活動としては、自然の中で「のびのび」体験を追求する「里山自然学校」があります。くらぶの本拠地である町田市小野路一帯の里山がフィールドですが、近くの高尾山やその奥の浅川の源流地域にもよく出かけて行きます。自然を知り、自然と遊び、自然をたいせつに守ることが目標です。

里山の谷戸(やと:谷間のこと)にある「田んぼ」を借り受けて、お米作りにも挑戦しています。おとなも子どもも一緒に「田んぼファミリー」を組んで、代掻き、田植え、田の草取り、稲刈り、脱穀、籾摺りにいたる1年がかりのプログラムです。収穫したお米(もち米)でメンバー総出の餅つきをして1年が終わります。

多摩ニュータウン一帯で、市民生活の質を豊かにする文化活動に取り組むこともさんさんくらぶの目標です。メイン・イベントは子どもから大人まで、みんなでつくる「ファミリー・コンサート」です。音楽のほかにも、さまざまなテーマの学習会や楽しいレクリエーションの機会も作っています。

また、病院でのボランティア活動をはじめ地域福祉の向上に取り組むなど、地域のさまざまな人材を活用しながら、人間的な交流が豊かにある、暮らしやすい「まち」を育てることが最終の目標です。