Nature ナチュール NPOさんさんくらぶ事務局便り

Vol.77
2012年10月29日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員55人 賛助会員募集中

倉さんの多摩手箱

レクの裏道探求態度 …9月16日(日)高尾山登山を終えて…

高尾山は年間600万人が登る、世界一混む山だそうです。でも、私たちが選んで歩いた道に人はいませんでした。行きに見えた中央高速は渋滞でした。これは相場の格言ですが「人の行く裏に道あり花の山」でしたね。誰もがやっていることを一緒にやったのでは、ゆっくりと楽しめません。この「レクの裏道探求態度」は大事です。

例えば、人がやっていないニュースポーツに参入する。小生はトライアスロンの創業時期に参入して、どさくさでハワイの世界選手権に出場しました。また、距離スキーで某県大会2位になったこともあります(映画『Cool Running’s』の世界・・・)。

また、過日体育の日、ナショナルトレセンでトップアスリートと大勢の子どもらとの運動会に参加しました。このスポーツ猿山に君臨するボス達は大方「夢をあきらめなかった」、負けず嫌いの人達でした。万骨(敗者)を蹴落として、一将(勝者)功成ったボス達は、サル山システムをキープするために「夢をあきらめずにサル山に登って来い」と言います。この中のバラエティタレントの非道い講演。バレーボールの理不尽で暴力的なスポーツ現場を懐かしみ、肯定する話でした。

その後、日米で生涯スポーツを探求したゼッターランド氏のとても良心的な話に救われました。米国では誰でも、悲壮感なく真剣にリラックスしてスポーツを楽しむ。その源泉はプロスポーツ選手でさえ「スポーツは人生の選択肢の一つ、全てじゃない、自分の価値は自分で決める。他のスポーツ・駄目でも受け容れてくれる家族・信仰・帰れる故郷が大事」という信念にあるという。(この身を捨てても大丈夫という想定が爆発的パフォーマンスを生む)

さて、先のロンドン大会で日本は参加することに意義を求め、満遍なくメダルを獲得し、奇跡的に多様なスポーツ文化の存在を証明しました。子ども達が一つの夢に集中して「牛後・万骨」集団になるのは困ります。

さんさん11月のイベントでも多様なニュースポーツ・マイナースポーツに挑戦します。是非、スポーツ猿山の裏道で世界を目指す「鶏口」スポーツ、また、自然に親しむ自助的スポーツ活動、を満遍なくリラックスして楽しみ、自分にあった選択肢に「トライする夢」をあきらめないで下さい。

倉品

おひげの国からこんにちは

田んぼ報告 台風のため早目の稲刈り・・・収穫はいかに??

今年の田んぼは6月16日に田植えをしたところ直後に台風来襲、これは無事に乗り切って、猛暑の夏に稲は順調に生育、例によってイナゴの大群が発生したり、水草がたくさん生えたりはしましたが、まずまずの実りの秋を迎えました。ところが9月30日にまたまた台風に襲われ、重く穂を垂れた稲のほとんどが傾いて水に漬かんばかりになってしまいました。天野村長と相談して、ほんとはもう少し置きたいところでしたが10月6日に稲刈りを実施しました。籾の付きがいまいちという印象はありますが、今はハザに掛けた稲が秋の太陽のもと、次第に乾いているところです。近々、脱穀、籾摺りを行います。新米を使った餅つきは12月になるでしょう。

今年はどういうわけか若い人の参加が減り、田植えも稲刈りも早乙女ならぬ田んぼ爺(おひげとそのだの仲間)が主力でした。お米の出来が少し心配です。これからの作業にはぜひ青壮年諸氏と子どもたちの参加をお願いする次第です。

(薗田 碩哉)

ファミリーコンサート報告

今年で第6回目となる「さんさんファミリーコンサート」が8月11日無事終了しました。

今回のテーマは「みんなでアロ〜ハ!」。会場は浮輪、ビーチパラソル、フラ用腰みの、ボディーボード、イルカ(笑)等々、装飾が施され、夏、南国、アロハな雰囲気。

毎回スタートを飾るおひげ先生の今年は「アロハシャツにウクレレ」。今回のテーマを象徴するお姿でした。そしていつも圧倒的な迫力で魅了する太鼓グループ「三本松だんち〜ず」さん、素敵な歌とピアノでしっとり会場を包んだ「まりつき」さん、今回は司会も兼任しつつ、ウインドシンセで音の新世界を聞かせてくれた「おのけんはずズ」さん、さんさん26期卒園生、長山さんの見事なピアノ演奏、軽やかステップで優雅を披露してくれた16期卒園生の新出さん、独自なちんどん世界を繰り広げる「たまの〜た」さん、おやじ2名が奏でる歌とギターの絶品ハーモニー「パパちち」さん、さんさんコンサート初登場の「タマヴォッカ」さんは夏にぴったりのお祭りメドレーを披露。第一部最後を飾るさんさんラヴァーズは最後にあの「情熱大陸」を披露。会場内が大きな拍手で包まれての大盛り上がりとなりました。

第二部は昨年に続き、福田美樹子さんによるオペラコンサート。全11曲を歌われ、途中「天国と地獄のマーチ」ではナントおのけんはずズさんとのコラボレーションもありの、バラエティに富んだオペラコンサートとなりました。

今回ご来場くださいました皆さま、御出演の皆さまに改めてお礼申し上げます!

次回は来年秋の開催を予定しています。お楽しみに!

(高橋)

11月イベントのお知らせ

親子で元気アップ! 11月10日(土)

秋のさんさんイベント 〜思い出の南鶴牧小学校で〜

さんさんくらぶ秋の新規事業は、文科省の委託事業である「親子で元気アップ!」に取り組みます。親と子が秋空の下、緑の芝生の上で一緒に運動したり、ニュースポーツに挑戦したりします。

親たちは子どもの体力の現状や外遊びの価値について専門講師の話を聞いておしゃべり会を開きます。その後またみんな一緒に元気いっぱい音楽に合わせて身体を動かし、イベント終了後希望者はお弁当(持参)を食べて解散です。

会場の南鶴牧小学校はかつてさんさん幼児園の秋の運動会を何度も開いた思い出の場所です。当時と違っていまはグラウンドの中央部は大きな芝生の広場になっていて、親子で体操したりゲームをしたりするのにぴったりです。

ニュースポーツとしては、大きな丸い布に風を送り込んで膨らませドームをつくるパラバルーン、丸い木の棒を投げて四角い標的を倒すスウェーデンの伝統ゲームのクッブ、そして、直径120cm、重さが1kgもある大きなボールを使うキンボールというスポーツです。さんさんファミリーの皆さんに是非とも挑戦してほしいプログラムです。

南鶴牧小学校の父母と子どもばかりでなく、どこからでもだれでも参加できます。幼児も親と一緒に来てくれればOK、中学生や高校生には子どもたちの世話役として参加してもらいます。イベント全体を「さんさんくらぶ」が運営するので、里山自然学校の倉さん校長はじめ、さんさんスタッフがみんなで手分けして取り組んでいます。旧幼児園の久美子元先生も晴美元先生も子連れで手伝いに来てくれますし、新婚のチヒロ元先生も参加します。久しぶりの「さんさん同窓会」にしたいと思いますので、お誘いあわせの上、ぜひともご参加ください。

日時 11月10日(土)10時〜13時
会場 8時45分 小田急多摩センター改札前
解散 多摩市 南鶴牧小学校 芝生のグランド(雨天なら体育館)

(おひげ)


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