Vol.93
2017年1月1日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員42人 賛助会員募集中
2017年が始まります。今年は国内でも世界的にみても多事多難な予感がありますが、生活の土台である地域で、平和で文化的な暮らしを作っていくことが大切だと思います。
さんさんくらぶは創設14年目に入ります。「自然と文化の調和」を旗印に、これまで積みあげてきたことを土台にしながら、新たな課題にも挑戦していきます。
原点である自然に関しては合歓の里を拠点に、田んぼづくりや四季折々の野外プログラムを進めます。文化面では音楽ワークショップを手始めに、ファミリーコンサートの発展を追求し、造形活動や絵本の読み聞かせに取り組みます。中学生、高校生、大学生になった卒園生とも連絡を取り、他方で中年から高年期が見えてきたさんさん父母の皆さんとも新しい活動を模索していきたいと考えています。ご意見、ご注文、アイデアをお寄せ下さい。
6月の代掻き・黒塗りから始まり、雨空の合間を縫い行われた11月27日の脱穀で、今年も無事に田んぼ活動が終了しました。
開墾された新田も3年目をむかえ、田の中の根なども気にならない程となりましたが、当然、増えた分だけ人手も必要となり、例年のメンバーに加え、さんさん卒園生の家族や友達、おひげ先生のネットワーク、某会社の新入社員達などにより、田植え、稲刈りともそれぞれ2日間かけての大仕事となりました。
収穫量は、例年並みの約60kgとなり、年明けの餅つき、醗酵・醸造活動へと引き継がれます。
また今年は、天野さんの御好意により、田んぼ活動10年目の丞之助(小学6年生)用の区画も用意いただき、“うるち米”を2kg程収穫することができました。透明感のある味わいのお米で、早速、手巻き寿司にして美味しくいただきました。齋藤家ではこれに味を占め、あわよくば来年も・・・と夢見ています。
秋空の下、天候にめぐまれ2回にわたり、野外造形ワークショップ「お地蔵さんをつくろう」がさんさん旧園舎で行われました。作者それぞれのイメージを大切にして、型にはまらないお地蔵さんづくりに挑戦、和気あいあいと普段体験できない時を過ごしました。
お地蔵さんと言えば、私の近くでは道端、お寺の境内、滝のそばなど様々な場所にさりげなく佇むお姿を見ていますし、気付かず通り過ぎることもあります。本名は地蔵菩薩。長寿息災、子育て、五穀豊穣など、さまざまな願いを受け止めて、江戸時代以来、石仏信仰として多くの庶民に親しまれ、「お地蔵さん」と呼ばれて愛されてきました。
昔は立像が多かったのですが、今ではいろんなお姿のお地蔵さんが作られるようになりました。今回は作者の願いと思いを込めて粘土という素材で作っていただきました。限られた時間の中で皆さん休憩も昼食もとらず、時を忘れたかのような集中力で作り上げました。共通にみられた点は、作品と作者のお顔がどこか似ていたこと、ほほえましい作品を作ることができました。ちょっぴり仏師になったような時を過ごせていただけたと思います。お地蔵さんが里山に立ち並んで、沢山の人に親しまれ見守っていただける日が楽しみです。
1回目 2016年12月11日(日)
2回目 2017年1月14日(土) 13時〜
パルテノン多摩 第一練習室
3回目 2017年2月4日(土)13時〜
場所:未定(参加者には後日連絡)
4回目 2017年3月5日(土)10時〜
パルテノン多摩リハーサル室
どんな音楽発表会に仕上がるか〜、おひげと福田さん中心のさんさんワークショップ、参加者まだまだ募集中です!!
合歓の里の田んぼは2016年も豊かな実りをもたらしてくれました。そのお米を使った恒例の餅つきです。旧さんさん園舎で朝早くから準備をしています。もっと早くに来られる方はお手伝い下さい。10時には最初の餅が搗き上がるようにしたいと思います。
遅く来られても午後2時ごろまでなら大丈夫。
差し入れ大歓迎です。食べ物、飲みもの、珍味、お菓子などなど、よろしく。
今回のアトラクションとして11月に行われた「お地蔵さんをつくる」ワークショップ(報告は別掲)で出来上がった作品14体を展示します。皆さんに観ていただいてどのお地蔵さんが心を打つか、人気投票もしたいと思います。お楽しみに。