Vol.48
2009年5月7日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員62人 賛助会員募集中
2009年4月26日(日)「さんさんくらぶ第一回里山自然学校」が幕開け致しました。
今年は過去最多の43名の小中学生の入校(15名の新入生)となり、ますますもって「さんさん魂」を熱く燃やすべく、里山自然学校の活動にも気合いが入っています。開校式はさんさん園舎にておひげ校長先生の挨拶に始まり、来賓の東京コミュニティスクール市川先生、さんさん幼児園元園長の薗田先生より御挨拶を賜り、里山自然学校の新担任倉品先生によるリードで新体制の自然学校がスタートいたしました。多くの皆様のサポートも今年は得られそうで充実した活動が期待されます。
さて、第一回は親子で「日本の里山100選」に選ばれた小野路の里(ほとんど=さんさん園庭)を歩いて歩いてフィールド調査。里山の自然を存分に楽しみました。歩きなれたる浅間からクロヤマへ、ターザンロープと崖滑りで軽く肩慣らしの後、足取りも軽くずんずん城山へ、めったにみられない珍しい“坐禅草”も“金蘭”も、“何気ない野の草花”もその美しさに感激です。そしてお弁当もおいしかった(花より団子)。城山では倉品先生の木登りと自然学校生の木登り比べで腹ごなし、更に更に歩みます。
流石に「里山100選」に選ばれた里山だけに田圃の脇を流れる沸き立つ清流に本当に“めだかの学校”をそっと覗きこむことができました。これって本当に東京?何気ない自然の営みの美しさに感動する心を忘れない、何も言わないでも、里山生はいつしかそんな心を身につけていることと思います。遊んで、ひと汗かいてネムの里まで…。
もうすぐ田起こしを待つ我らの田圃もまだ休眠中ではありましたが、春を待ってそろそろ、サワガニが顔を見せてくれていました。さんさんさとやまがっこうのピンクにそまった春はもう始まりました。ぎらぎら輝く夏に向け、まっかにそまった秋、フワフワ白い冬、を存分に楽しみましょう。みんなで元気にうたってあそぼう!たのしいさんさん学校で♪♪そして校歌も覚えましょう。
佐々木先生の講演を聞くのは確か2回目、だったと思う。なかなか無い機会なので、思い切って会社を半日休んで参加した。
前回もそうであったが、佐々木先生はやさしいお顔と口調で淡々としゃべられる。しかし話の内容は親にとって頭の痛いところをビシバシと突いてくる。「子どものすべてを受け入れる」「子どもの喜ぶことを親も喜びを持って行う」実に単純明快である。しかし言うは易し、行うは難しである。頭では分かっていても現実の行動にはなかなか結びつかない。
私の息子は今年の四月で中3になった(さんさんを卒園してもう8年!!)が、幼少期にもっと受け入れていれば良かったと常に後悔の念、先に立たずである。ただし聞くところによると受け入れるのは幼少期が一番大事であるが、いつになっても良いそうである。中3でも遅くない、たまには子どもの喜ぶことをやってあげよう。
子育てだけでなく、NPOなどの市民活動にも同様のことが当てはまると思う。「おやじの会」や「さんさんくらぶ」がそうであるように、まずは「やりたいことを当事者が一番に楽しむ」というのが、一番大事ではないか。当事者がまずは楽しまないといろいろな発展も出てこないであろう。ケータイのCMではないが、まずは『ENJOY!!』である。
里山復帰した五太子でーす。最近、助産師内田美智子さんの講演会に2回も行ってきました。もう、とにかくハンカチが離せないほど感動したスライドショーがありました。
「『生きる』の反対は何だと思いますか?」という問いかけで始まり、それは『死』ではなく『産まれてこない』という説に頷いてしまいました。
2000回以上も新しい命と出会ううち、性から生へ、そして食へと結び付いたそうです。食の乱れは性や生の乱れとなって表れてくる事もあり、やはり今後も【食育】を大切にしていきたいとつくづく思いました。そして、もっと我が子に食事の手伝いをしてもらい、食べることは作る事から始まる事、何を口に入れて、誰とどの様にして食事をするかという事や、命ある物を頂く事に感謝しての「いただきます」と「ご馳走様でした」を忘れない事など食卓から『生』が始まっている事を実感し、生きている限り大切にしていってほしいと思います。
内田さんの最後の締め括りとして話していた“先ゆく者として生きる力をきちんと身につけておく”それが食卓から始まっている事だと改めて確信した講演でした。
それではお次ぎは、同じく復帰の秋山さんお願いします。m(_ _)m
今年の連休はもっぱら小野路の緑の中で過ごした。大渋滞の高速道路なんかまっぴらゴメン、人混みは多摩センターのお祭りぐらいで十分。
さんさんの栗の木の下でビールを飲み、キンラン、ギンランが今年もしっかり花をつけ、山ツツジの微笑む里山をゆったり歩くのは至上の時間だ。最近は小野路もいっぱしの観光地?になったようで、ハイキングスタイルの中高年カップルが目立つが。
毎度のおなじみの城山から南へ、日大三高の方向に降りると新明谷戸、もう一つ東側には五反田谷戸という谷筋が広がる。どちらも一番奥には桜の大きな木を抱いた溜池があり、カエルの声が喧しい。カモがゆったりと泳いでいる。そこから下は次々と続く棚田で、そろそろ田植えに向けてシロカキが行われている(ネムの里も始めなくては!)。田んぼの両側のよく手入れされた雑木林は、緑がだいぶん濃くなってきた。
この辺りは1978年に都が「図師小野路歴史環境保全地域」に指定したのだが、当時はすでに藪が広がり、人も寄りつかない荒れ地だった。これを里山100選に入るような見事な景観に戻したのは地元の農家の有志が92年に設立した「町田歴環管理組合」だった。20年以上も放置されていた谷戸田を伝来のやり方で元に戻すのは並大抵のことではなかったろうが、誰もがうっとりとため息をつくような日本の原風景が復元されたのである。ここに倣ってネムの里でも溜池づくりができたら素晴らしいと天野村長と話している。(参考:竹内和彦他編『里山の環境学』東大出版会)
アクリルで蝶を作って森の中で遊ばせよう。
出来上がったら、その蝶の名前をつけて、昆虫学界に登録しよう。
午後からはさんさんラヴァーズのステージもお楽しみください!
開催日 | 2009年5月17日(日) |
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場所 | 小野路の城山 |
講師 | 長谷川 京平氏(画家、野外活動家) |
集合 | 9時45分・元さんさん幼児園 |
解散 | 16時頃・同上 |
持ち物 | お弁当・水筒・おやつ・シート・雨具・おしぼり・ はさみ・鉛筆・油性サインペン(細)・ゴミ袋・ 折り紙など(蝶の羽の模様にします。ちらしなどでも良)・持ち帰り用袋 |
雨天時 | さんさんホール/解散:15時頃 |
日時 | 2009年6月6日(土)11時から13時(予定) |
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場所 | 新都市センターホール 多摩市落合1-46-1 多摩センター三越7階 |
丹沢キャンプの日程を下記の通り決定しました。
8月18日(火)〜21日(金)
里山生以外の方も参加は可能です。
近くなりましたら、別途チラシ等でもご案内いたします。
皆様、奮ってご参加ください。
朝から小雨がそぼ降る中、佐々木先生の講演会が開催されました。
さんさん以外からもとても沢山の方にお申込み頂き、
先生のお話を聞きながら涙しておられる方も・・・。
沢山の方に励ましや、ご協力を頂戴致しました。
本当に有難うございました。